よくあるご質問

用法及び用量

Q

いつ点眼するのが良いですか？

A

点眼する時間帯について特に決まりはありません。患者さんの生活にあわせて点眼する時間帯を設定し、1日1回設定した時間帯に点眼してください。

［2022年9月作成］

Q

他の点眼剤と併用する際の注意点はありますか？

A

本剤は眼圧下降作用の持続性を図るため、ホウ酸、D-マンニトールを添加し、眼表面での滞留性向上と眼内移行量を増加させていますので、本剤を最後に点眼してください。本剤が他の点眼剤の吸収に、あるいは他剤が本剤の持続性に影響を及ばさないよう、本剤点眼前に少なくとも10分間の間隔をあけてください^1）。やむを得ず本剤を点眼した後、他の点眼剤を使用する場合には、本剤点眼後に十分な間隔(10分程度)をあけて他の点眼剤を使用してください^2）,3）。

1）カルテオロール塩酸塩LA点眼液1%/2%「わかもと」添付文書2017年10月改訂（第3版）【用法・用量】
　 ＜用法・用量に関連する使用上の注意＞
2）カルテオロール塩酸塩LA点眼液1%/2%「わかもと」添付文書2017年10月改訂（第3版）【使用上の注意】2.重要な基本的注意（2）
3）点眼剤の適正使用ハンドブックQ&A　東薬工＆大薬協作成（平成23年9月初版）

［2022年9月作成］

特定の背景を有する患者

Q

気管支喘息、気管支痙攣又はその既往歴のある患者、重篤な慢性閉塞性肺疾患のある患者に禁忌である理由を教えてください。

A

β-受容体遮断による気管支平滑筋収縮作用により、喘息症状の誘発・悪化を起こすおそれがあるためです^1）。

1）カルテオロール塩酸塩LA点眼液1％/2%「わかもと」添付文書2017年10月改訂（第3版）【禁忌】

［2022年9月作成］

Q

コントロール不十分な心不全、洞性徐脈、房室ブロック（Ⅱ、Ⅲ度）、心原性ショックのある患者に禁忌である理由を教えてください。

A

β-受容体遮断による心刺激伝導系を抑制し、これらの症状を増悪させるおそれがあるためです^1）。

1）カルテオロール塩酸塩LA点眼液1％/2%「わかもと」添付文書2017年10月改訂（第3版）【禁忌】

［2022年9月作成］

Q

妊婦へ投与できますか？

A

本剤は妊婦又は妊娠している可能性のある婦人に対する使用経験はありませんので、妊娠中の投与に関する安全性が確立していません^1）。
治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与してください。

1）カルテオロール塩酸塩LA点眼液1％/2%「わかもと」添付文書2017年10月改訂（第3版）
　【使用上の注意】6.妊婦、産婦、授乳婦等への投与

［2022年9月作成］

Q

授乳婦へ投与できますか？

A

授乳中の婦人には投与しないことが望ましいですが、投与する場合は授乳を避けてください。
［動物実験（ラット）で乳汁中へ移行することが報告されています。］<sup>1）

1）カルテオロール塩酸塩LA点眼液1％/2%「わかもと」添付文書2017年10月改訂（第3版）
　【使用上の注意】6.妊婦、産婦、授乳婦等への投与</sup>

^{［2022年9月作成］}

Q

小児へ投与できますか？

A

本剤は低出生体重児、新生児、乳児、幼児又は小児に対する臨床試験を実施していませんので、安全性は確立していません^1）。
治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与してください。

食事摂取不良等体調不良の状態の患児にカルテオロール塩酸塩点眼液1％・2％(1日2回点眼)を投与した症例で低血糖が報告されています。低血糖症状があらわれた場合には、経口摂取可能な状態では角砂糖、あめ等の糖分の摂取、意識障害、痙攣を伴う場合にはブドウ糖の静注等を行い、十分に経過観察を行ってください^1）。

※年齢区分
　　新生児：出生後4週間未満、乳児：1歳未満、幼児：7歳未満、小児：15歳未満、低出生体重児：出生体重が2500g未満

1）カルテオロール塩酸塩LA点眼液1％/2%「わかもと」添付文書2017年10月改訂（第3版）【使用上の注意】7.小児等への投与

［2022年9月作成］

服薬指導

Q

コンタクトレンズを装用したままの点眼は可能ですか？

A

いずれのコンタクトレンズも外して点眼し、本剤を点眼してから10分後に再装用してください^1）。

1）点眼剤の適正使用ハンドブックQ&A　東薬工＆大薬協作成（平成23年9月初版）

［2022年9月作成］