研究開発活動

研究開発領域

わかもと製薬では、3つの領域を中心とした研究開発を行なっております。

1.医療用眼科用剤の開発

当社では、加齢によって真っ先に衰える目のためにいち早く眼科領域に重点を置いた研究開発を進めております。これまでに網膜疾患の治療や手術時に使用する新薬および他の眼疾患のジェネリック医薬品、簡易的かつ正確な診断を行うのに役立つ迅速診断キットならびに目の機能を保つために必要な栄養成分が配合されたサプリメントを創出してきました。今後さらなる事業強化の一環として、眼科における医療機器に参入し、薬物と機器による治療や検査そして予防など、医療に貢献できるソリューションの提供を拡充していきます。また、新しいモダリティの活用や製剤化技術を活かした研究開発にも精力的に取り組んでいます。

2.乳酸菌を中心としたヘルスケア製品の開発

当社は創業以来、乳酸菌技術を駆使して国民の皆さまの健康維持に寄与する製品を開発してきました。1955年「わかもと」に乳酸菌を配合、1963年抗生物質・化学療法剤耐性乳酸菌製剤「レベニン」を開発。以来長年培ってきた乳酸菌研究のノウハウを活かして、1994年にビフィズス菌2菌種を一般薬に初めて配合した「わかもと整腸薬」を上市、2005年に日本初の生きた乳酸菌を配合した薬用歯みがき「アバンビーズ」を上市、2017年にはオーラルケアに適した新規な乳酸菌を配合した加工食品「アバンビーズオーラルタブレット」を上市しています。さらには超高齢化社会における『加齢ケア』に着目し、新たなヘルスケア製品の研究開発を進めています。

3.「強力わかもと」を中心とした独自の発酵・培養技術応用製品の開発

日本人の健康を見守り続けてきた「わかもと」。当社の医薬品の原点がここにあります。独自の発酵・培養技術を応用し、「腸から人を幸せに」というコンセプトのもとで生み出された「強力わかもと」は、天然成分を活かしたセルフメディケーションの先駆的製品として日本人の健康に寄与してきました。2008年にはお客さまのご要望に対応し、顆粒タイプの製品「顆粒わかもと」を上市しました。当社では、セルフメディケーションがより大きな意義をもつ今後に向け、これまで培ってきた独自の発酵・培養技術を活用し、お客さまのニーズにあったさらなる新しい製品の研究開発に取り組んでいます。