ご利用にあたっての注意
ここに掲載のQ&Aは、医療従事者向けの内容です。
この情報は製品の適正使用に関する参考情報であり、あらゆるケースに適応されるものではありません。
従いまして、Q&Aの利用によって生じた結果については、責任を負いかねますのでご了承ください。
なお、製品のご使用に当たっては最新の添付文書をご確認ください。
また、Q&Aを許可なく複写、複製、転掲、改変、配布等を行うことはご遠慮ください。
製品に関してご不明な点がございましたら、弊社お問い合わせ窓口又は弊社担当MRにお問い合わせください。
マキュエイド眼注用40mg
特定の背景を有する患者
-
Q
眼又は眼周囲に感染のある患者、あるいは感染の疑いのある患者への「硝子体内投与(糖尿病黄斑浮腫治療)」について教えてください。
-
A
眼内炎等の重篤な副作用が発現するおそれがあるため、投与はしないでください1)。(禁忌として設定されています。)
また以下の報告があります。
本剤を糖尿病黄斑浮腫治療剤として眼内に留置する投与方法は、侵襲性が高く、また本薬(トリアムシノロンアセトニド)で感染性眼内炎が発現することが海外文献で報告されています2)。
1)マキュエイド眼注用40mg電子添文2025年3月改訂(第3版、再審査結果)2.禁忌(次の患者には投与しない
こと)2.2 眼又は眼周囲に感染のある患者、あるいは感染の疑いのある患者
2)マキュエイド眼注用40mgインタビューフォーム2025年6月改訂(第15版)Ⅷ.安全性(使用上の注意等)に
関する項目 2.禁忌内容とその理由
[2025年7月改訂]
-
Q
眼又は眼周囲に感染のある患者、あるいは感染の疑いのある患者への「硝子体内投与(硝子体手術時の硝子体可視化)」について教えてください。
-
A
免疫機能抑制作用により感染症が増悪するおそれがあるため注意が必要です1)。(特定の背景を有する患者に関する注意として設定されています。)
硝子体手術時の硝子体可視化の目的で使用する場合は、硝子体切除後、灌流及び吸引により本剤を除去するよう注意喚起していますが、本剤はステロイド製剤であることから、眼又は眼周囲に感染のある患者、あるいは確定診断に至っていないが感染が疑われる患者への本剤の使用は、感染症を誘発及び悪化させるおそれがあるため、注意が必要です2)。
1)マキュエイド眼注用40mg電子添文2025年3月改訂(第3版、再審査結果)9.特定の背景を有する患者に関す
る注意 9.1.3 眼又は眼周囲に感染のある患者、あるいは感染の疑いのある患者
2)マキュエイド眼注用40mgインタビューフォーム2025年6月改訂(第15版)Ⅷ.安全性(使用上の注意等)に
関する項目 6.特定の背景を有する患者に関する注意 (1)合併症・既往歴等のある患者
[2025年7月作成]
-
Q
眼又は眼周囲に感染のある患者、あるいは感染の疑いのある患者への「テノン嚢下投与」について教えてください。
-
A
免疫機能抑制作用により感染症が増悪するおそれがあるため注意が必要です1)。(特定の背景を有する患者に関する注意として設定されています。)
テノン嚢下投与の場合は、その投与経路から眼内炎等の重篤な感染症の発生は少ないと考えられますが、本剤はステロイド製剤であることから、硝子体手術時の硝子体可視化と同様に、眼又は眼周囲に感染のある患者、あるいは確定診断に至っていないが感染が疑われる患者への本剤の使用は、感染症を誘発及び悪化させるおそれがあるため、注意が必要です2)。
1)マキュエイド眼注用40mg電子添文2025年3月改訂(第3版、再審査結果)9.特定の背景を有する患者に関す
る注意 9.1.3 眼又は眼周囲に感染のある患者、あるいは感染の疑いのある患者
2)マキュエイド眼注用40mgインタビューフォーム2025年6月改訂(第15版)Ⅷ.安全性(使用上の注意等)に
関する項目 6.特定の背景を有する患者に関する注意 (1)合併症・既往歴等のある患者
[2025年7月改訂]
-
Q
緑内障の患者への「硝子体内投与(糖尿病黄斑浮腫治療)」について教えてください。
-
A
コントロール不良の緑内障の患者(眼圧を下げる薬が効きにくい緑内障の患者)とそうではない場合とで投与可否が異なります。
「コントロール不良の緑内障の患者」への投与について
本剤により眼圧が上昇し症状が悪化することがあるので、投与はしないでください1)。(禁忌として設定されています。)
また以下の報告があります。
海外文献において、緑内障患者への本薬 (トリアムシノロンアセトニド)投与により外科的処置を伴う重篤な眼圧上昇が報告されています2)。
「緑内障・高眼圧症の患者」への投与について
本剤により眼圧が上昇することがあるため注意が必要です3)。(特定の背景を有する患者に関する注意に設定されています。)
本剤はステロイド製剤であり、本剤の投与による眼圧上昇の発現が報告されています4)。
1)マキュエイド眼注用40mg電子添文2025年3月改訂(第3版、再審査結果)2.禁忌(次の患者には投与しない
こと)2.3 コントロール不良の緑内障の患者
2)マキュエイド眼注用40mgインタビューフォーム2025年6月改訂(第15版)Ⅷ.安全性(使用上の注意等)に
関する項目 2.禁忌内容とその理由
3)マキュエイド眼注用40mg電子添文2025年3月改訂(第3版、再審査結果)9.特定の背景を有する患者に関す
る注意 9.1.1 緑内障・高眼圧症の患者
4)マキュエイド眼注用40mgインタビューフォーム2025年6月改訂(第15版)Ⅷ.安全性(使用上の注意等)に
関する項目 6.特定の背景を有する患者に関する注意 (1)合併症・既往歴等のある患者
[2025年7月改訂]
-
Q
緑内障の患者への「テノン嚢下投与」について教えてください。
-
A
コントロール不良の緑内障の患者(眼圧を下げる薬が効きにくい緑内障の患者)とそうではない場合とで投与可否が異なります。
「コントロール不良の緑内障の患者」への投与について
本剤により眼圧が上昇し症状が悪化することがあるので、投与はしないでください1)。(禁忌として設定されています。)
また以下の報告があります。
国内文献において、外科的処置を伴う眼圧上昇が報告されています2)。
「緑内障・高眼圧症の患者」への投与について
本剤により眼圧が上昇することがあるため注意が必要です3)。(特定の背景を有する患者に関する注意に設定されています。)
本剤はステロイド製剤であり、本剤の投与による眼圧上昇の発現が報告されています4)。
1)マキュエイド眼注用40mg電子添文2025年3月改訂(第3版、再審査結果)2.禁忌(次の患者には投与しない
こと)2.3 コントロール不良の緑内障の患者
2)マキュエイド眼注用40mgインタビューフォーム2025年6月改訂(第15版)Ⅷ.安全性(使用上の注意等)に
関する項目 2.禁忌内容とその理由
3)マキュエイド眼注用40mg電子添文2025年3月改訂(第3版、再審査結果)9.特定の背景を有する患者に関す
る注意 9.1.1 緑内障・高眼圧症の患者
4)マキュエイド眼注用40mgインタビューフォーム2025年6月改訂(第15版)Ⅷ.安全性(使用上の注意等)に
関する項目 6.特定の背景を有する患者に関する注意 (1)合併症・既往歴等のある患者
[2025年7月改訂]
-
Q
白内障の患者への投与について教えてください。
-
A
白内障が悪化するおそれがあるため注意が必要です。全投与経路・適応において特定の背景を有する患者に関する注意として設定しています1)。
本剤はステロイド製剤であり、本剤の副作用として白内障の発現が認められています1),2)。
1)マキュエイド眼注用40mg電子添文2025年3月改訂(第3版、再審査結果)9.特定の背景を有する患者に関す
る注意 9.1.2 白内障の患者
2)マキュエイド眼注用40mgインタビューフォーム2025年6月改訂(第15版)Ⅷ.安全性(使用上の注意等)に
関する項目 6.特定の背景を有する患者に関する注意 (1)合併症・既往歴等のある患者
[2025年7月改訂]
-
Q
妊婦へ投与できますか?
-
A
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与してください。
動物実験(マウス、ラット、サル)で催奇形作用が報告されており、また、新生児に奇形、低出生体重、副腎不全を起こすことがあります1),2)。
1)マキュエイド眼注用40mg電子添文2025年3月改訂(第3版、再審査結果)9.特定の背景を有する患者に関す
る注意 9.5 妊婦
2)マキュエイド眼注用40mgインタビューフォーム2025年6月改訂(第15版)Ⅷ.安全性(使用上の注意等)に
関する項目 6.特定の背景を有する患者に関する注意 (1)合併症・既往歴等のある患者
[2025年7月改訂]
-
Q
授乳婦へ投与できますか?
-
A
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続または中止を検討してください1)。
1)マキュエイド眼注用40mg電子添文2025年3月改訂(第3版、再審査結果)9.特定の背景を有する患者に関す
る注意 9.6 授乳婦
[2025年7月改訂]
-
Q
小児へ投与できますか?
-
A
小児等を対象とした臨床試験は実施していません1)。
1)マキュエイド眼注用40mg電子添文2025年3月改訂(第3版、再審査結果)9.特定の背景を有する患者に関す
る注意 9.7 小児等
[2025年7月改訂]