便秘に悩む人は、若い女性を中心に少なくありません。
精神的なストレスで下痢や腹痛を起こす「過敏性腸症候群」は、下痢と便秘がかわるがわるにくるということも珍しくありません。
便秘も、対人関係が複雑で精神的ストレスが多い社会の現代病だというわけです。
- 我慢しない
まず、「排便を我慢しない」ということが大変重要です。
直腸に便がたまってくると、大脳にその情報が伝わって「トイレに行け!」という指令が発せられます。そこで何か事情があって「我慢」してしまうと一旦便意は消滅します。しばらくするとまた指令が出ます。こんなことを数回くりかえしてそれでもダメだと、もう指令が出なくなってしまいます。
これが「便秘」という現象の始まりです。
ですから、便意はなるべく早くかなえてやるのが大切なのです。
- 排便習慣をつける
排便は習慣付けできるものです。便意があってもなくても毎朝決まった時間にトイレに行く、といったことは排便習慣を確立する上で重要です。
- 野菜を食べる
繊維質は大便の量を増やし、腸管を刺激して便意を促進します。
排便というのは本来正常な体の営みですから、それを妨害する原因を取り除けば便秘は治るはずです。つまり、生活習慣の改善で治すことができる、ということなのです。