胃は消化の第1段階を受け持つ大切な臓器です。しかし、傷つきやすい臓器でもあるのです。暴飲暴食はもちろんのこと、心配事や過労などのストレスでも不調に陥ります。また、年齢とともに働きが衰えるのも避けることができません。
無理をさせず、大事にいたわってあげる、
というのが胃を快調に保つコツなのです。
食事 | |
腹八分目を守ること | 食べ過ぎ、飲み過ぎは胃への拷問です。 |
食事時間は規則正しく | 毎日の快調なリズムが大切です。 |
よくかむこと | 咀嚼(そしゃく)不十分の食物は胃の負担を倍増させます。 |
塩分を控えめに | 塩分の多い食事は、胃炎、胃潰瘍、さらには胃癌をも増加させます。 |
運動 | |
適度な運動をすること | 運動によって、全身の血液循環を促進し、胃の運動や胃液の分泌を活発にし、胃の消化機能を高めます。 但し、過激な運動は胃の負担を増やすこともあるので注意が必要です。 |
睡眠 | |
充分な睡眠をとること | 睡眠不足は神経のバランスを崩し、胃の運動や胃液分泌機能がかき乱され、胃の不調につながります。 |
食事は就寝3時間前までに | 就寝直前に食物を摂ると、胃に長時間滞留し、胃もたれや膨満感の原因となりますので避けましょう。 |
お酒 | |
飲み過ぎないこと | 少量のアルコールは血液の循環を盛んにし胃の働きを活発にするプラスの面も認められていますが、アルコールは原則として胃壁を刺激して、胃に負担をかけることを忘れずに。 |
喫煙 | |
吸い過ぎないこと | 喫煙は胃の血行を阻害し、胃炎や胃潰瘍を引き起こします。 この血行障害は、家族の誰かが吸っているだけでも起こります。 喫煙は、呼吸器だけでなく、胃にも直接的な害を及ぼすことを忘れないで下さい。 |