フェムテックとは?フェムテックの意味や商品・サービスを簡単に解説!

2020年は「フェムテック元年」と呼ばれ、フェムテック関連の商品やサービスが数多く登場したことから身近なものになっています。

今回はフェムテックの意味やフェムテックが注目されている背景、フェムテックの活用をおすすめしたい女性、フェムテック商品の具体例を詳しく紹介します。

 

フェムテック(Femtech)とは?

はじめに、フェムテックの意味を確認してみましょう。

 

フェムテックの意味を簡単に解説

フェムテック(Femtech)とは、「女性(Female)」と「技術(Technology)」を組み合わせて作られた言葉です。

思春期・性成熟期・更年期・老年期といった、ライフステージごとに訪れる女性特有の健康課題を、テクノロジーによって解決する商品やサービス全般を指します。

 

フェムテックとフェムケアの違い

フェムケア(Femcare)は「女性(Female)」と「ケア(care)」を組み合わせた言葉で、女性の体や健康をケアする商品やサービスを指します。

フェムテックとフェムケアの区別は明確ではありませんが、テクノロジーを活用していないものを特にフェムケアと呼ぶことがあります。

ここでは、フェムケアとフェムテックをあわせてフェムテックとして紹介します。

 

フェムテックが注目されている背景

フェムテックが注目されている背景として挙げられるのは、以下のような点があります。

 

女性の社会進出

日本では働き方改革のひとつとして「女性活躍推進法」が施行されており、女性の進出や活躍が進められています。

働く女性が増え、社会全体で女性の健康問題への取り組みが必要となったことが、フェムテックが注目されている理由のひとつです。

働く女性をサポートするために、福利厚生にフェムテックを取り入れている企業も増えています。

 

ジェンダー平等の意識

SDGsの目標のひとつとして「ジェンダー平等の実現」が掲げられており、日本でもジェンダー平等の意識が高まっています。

日本では雇用や賃金、家事や育児の負担といったことに男女格差が大きく、社会的な問題となっています

男女格差をなくし、女性が快適に働ける環境作りの一環として、フェムテックは取り入れられています。

 

SNSで女性が声をあげやすい時代に

これまで女性特有の健康問題は話題に出しにくく、ひとりで悩みを抱える女性が多くいました。

しかし、SNSで女性が声をあげやすい時代になり、女性の健康に関する情報を共有しやすい環境になっています。

女性特有の悩みが顕在化したことで関心が高まり、社会全体の課題として意識されるようになったことから、フェムテックに注目が集まっています。

 

女性の体調不良による経済損失

女性特有の健康課題が生産性や業績などに影響していることから、女性が働きやすい社会環境を整えることが経済効果を高める、と考えられるようになっています。

経済産業省によると、例えば、女性特有の月経随伴症状による労働損失は4,911億円と試算されています(参考文献★)。

労働力の確保や女性の活躍につなげるため、フェムテックを取り入れている自治体や企業が増えてきており、起業家からもフェムテックは注目を集めています。

参考サイト:経済産業省 平成31年3月 健康経営における女性の健康の取り組みについて

 

テクノロジーの発展

テクノロジーが発展し、ビッグデータ、AI、IoTといった先端テクノロジーを取り入れたアイテムやサービスが増えたことも、フェムテックが注目されている背景のひとつです。

スマホやSNSなどのコミュニケーションツールが普及し、データの記録や閲覧、オンライン対話などがしやすくなったことも背景にあります。

 

フェムテックの活用をおすすめしたい女性

フェムテックが解決する主な分野には、月経妊娠産後ケア更年期セクシャルウェルネス(性の健康)があります。

そのため、フェムテックは以下のような悩みがある女性におすすめです。

  • 生理中も快適に過ごしたい
  • PMSがつらい
  • 生理周期や排卵日を簡易的に予測したい
  • 将来の妊娠に備えたい
  • 尿漏れに悩んでいる
  • 更年期を快適に過ごしたい
  • デリケートゾーンのニオイが気になる
  • セルフプレジャーを楽しみたい

それぞれの分野において、さまざまな商品やサービスが揃っているため、自分の悩みに合わせて活用してみましょう。

 

フェムテックには何がある?フェムテックの具体例

ここでは、フェムテックにはどのような商品・サービスがあるのか、具体例を紹介します。

 

吸水ショーツ

吸水ショーツは、吸水機能を備えたショーツのことです。

吸水の他にも、防水、防臭などといった機能を備えている場合があります。

ショーツ自体が水分を吸収して漏れを防ぐため、生理用ナプキンやタンポンなどの生理用品のバックアップとして併用することで、生理日のストレスを減らすことができます。

また、加齢や出産にともなう軽い尿漏れがある場合も、吸水ショーツが利用できます。

 

月経カップ

月経カップは、腟内に挿入して経血を溜める生理用品です。

月経カップを適切に使用することで、生理中のニオイ・蒸れ・かぶれから解放されたという声もあります。

 

オンラインピル処方

オンラインピル処方は、テレビ電話やチャットなどで医師によるオンライン診療を受けて、ピルを受け取れるサービスです。

生理痛やPMS(月経前症候群)の緩和、生理日コントロールといった目的でピルを使いたいと思っても、婦人科で受診することに抵抗を感じる女性は少なくありません。

オンラインピル処方なら医師に相談する機会を作りやすくなり、空き時間を活用して気軽に受診することができます。

 

月経管理・妊活サポートアプリ

月経管理・妊活サポートアプリは、生理日や基礎体温の記録データをもとに、次回の生理日や排卵日を簡易的に予測する機能が備わっています。

体調や性交渉の記録なども可能で、月経管理・妊活といった目的に合わせて活用できます。

 

卵子凍結サービス

卵子凍結サービスは、自身の卵巣から採取した卵子を凍結して保管できるサービスです。

一般的に年齢を重ねて卵子が老化すると妊娠率は低下し、流産率は上昇する傾向があります。

将来の妊娠に備えて、若いときに卵子を凍結することができます。

 

授乳用吸水ブラジャー

授乳用吸水ブラジャーは、授乳用ブラジャーのカップ部分に吸水性のある素材を使い、母乳漏れに対応することができるブラジャーです。

母乳パッドのように交換する手間がかからず、授乳期のストレスを軽減できるアイテムとして注目されています。

 

更年期サポートアプリ

40代・50代になり更年期(閉経前後5年の約10年間)を迎えると、女性ホルモンの分泌量低下によって、心身にさまざまな症状が現れることがあります。

更年期サポートアプリは、体調の記録やカウンセリング、パートナーとの体調共有といった機能があり、更年期を快適に過ごせるようにサポートしてくれます。

 

骨盤底筋群トレーニングアイテム

骨盤底筋トレーニングアイテムには、膣内に入れるダンベルタイプや股・太ももに挟むタイプなどがあり、スマホと連動して記録できるタイプもあります。

骨盤の底にある骨盤底筋は、子宮・膀胱・直腸など骨盤内にある臓器を支えていて、排泄をコントロールする働きがあります。

骨盤底筋を鍛えることで、子宮脱の予防といった効果が期待できます。

 

膣内環境サポートサプリメント

膣内環境サポートサプリメントは、膣内環境を良好に保つことをサポートするサプリメントです。

膣内環境を良好に保つことで、デリケートゾーンのお悩みにつながりにくくなります。

女性のために開発された「乳酸菌UREX(ユーレックス)(※1)」は、GR-1・RC-14(※2)という2種類の乳酸菌が含まれていて、生きたまま膣に届くため、手軽に膣内環境ケアができます。

乳酸菌UREXについて詳しく見る

※1「UREX」はクリスチャン・ハンセン社の登録商標です

※2 「GR-1」「RC-14」はクリスチャン・ハンセン社の商標です

 

デリケートゾーン専用ソープ

デリケートゾーン専用ソープは、一般的なボディソープよりもデリケートゾーンに負担をかけずに洗浄する目的で開発されたアイテムです。

 

女性向けプレジャートイ

女性向けのプレジャートイは、セクシャルウェルネスの分野で注目されているアイテムです。

セルフプレジャーは、快感を得ることでストレス軽減やリラックス効果が期待されており、プレジャートイを活用する女性が増えています。

女性向けのプレジャートイはデザイン性が高く、静音性や防水機能のあるもの、コンパクトで扱いやすいものなどさまざまな商品があります。

 

まとめ

フェムテックとは、思春期・性成熟期・更年期・老年期といったライフステージごとに訪れる女性特有の健康課題を、テクノロジーによって解決する商品やサービス全般を指します。

尿漏れなどに対応できる吸水ショーツや、膣内環境を良好に保つことをサポートするサプリメントなどもあり、自分の健康課題の新しい解決方法として取り入れることができます。

日常生活で気軽に使えるフェムテックが数多くあるので、上手に活用してみましょう。