歯と歯の隙間が大きい場合に使いましょう。歯や歯肉を傷めないために、隙間の大きさより少し小さめのものを
選びます。歯と歯の間にやさしく入れて数回往復運動をします。
ストレートタイプは前歯に使いやすいですが、根もとの部分を折り曲げて角度を付ければどの部分にも使いやす
くなります。L字タイプは奥歯に使いやすいタイプです。
正しい歯のみがき方
チェック項目は3点です。まず、ヘッドの大きさは、自分の上の前歯2本分の幅を目安にしましょう。次に、毛の硬さですが、基本はふつうのものを選びますが、歯ぐきの傷んでいる方は柔らかめがおすすめです。最後に、グリップ部分は鉛筆のように持った時に握りやすいものを選びましょう。
毛先が広がってきたり、黄ばんできたりしたら交換時期です。1ヶ月に1回が交換の目安となります。
歯ブラシは鉛筆のように持つと、余計な力が入りにくいため、歯や歯肉を傷めにくくなります。
お年寄りや握力が弱い方は握って持った方がしっかり持てますので、自分に合った持ち方を選びましょう。
歯ブラシの毛先が広がらない程度の力で磨きましょう。強すぎると歯や歯肉を傷める原因となりますし、歯ブラシの寿命も短くなってしまいます。
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歯と歯ぐきの境目に歯ブラシを当て、歯肉をマッサージするイメージで2~3mm程度、小刻みに動かして磨きます。
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歯ブラシを縦に当てて、汚れをかき出すように磨きます。
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奥歯の咬み合わせ部分の溝は、歯ブラシが届きにくいため、歯垢が貯まりやすくなっています。小刻みに歯ブラシを動かし入念に歯垢を取り除きます。
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奥歯の裏側をみがく際は、歯ブラシを斜めに45°位傾けると届きやすくなります。
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歯と歯ぐきの境目には段差があり歯垢がたまる原因となっています。境目に歯ブラシをあてて回転させながらかき出すように磨きます。さらに、その角度のまま軽い力で前後に動かすと、歯周ポケットの歯垢除去ができ、歯周病予防につながります。
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歯ブラシの毛先が届きにくく歯垢がたまりやすい歯と歯の間は、歯ブラシを小刻みに動かし、毛先が歯と歯の間にとどまるように磨きます。デンタルフロスや歯間ブラシを使うとより歯垢が取れやすくなります。
デンタルフロスは弾力のある細い繊維の束で、歯間に入れてプラークを繊維の束で巻き取るように取り除く道具です。
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必要な長さを切り取り、指で操作して歯と歯の間を清掃するタイプ
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ホルダーにフロスが取り付けられているもので、指での操作が難しい方や使い慣れていない方でも使いやすいタイプ
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01.のこぎりのように前後に動かしながら、歯と歯の間に入れていきます。
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02.手前の歯の歯肉の中に糸が隠れるくらい入れます。
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03.手前の歯面に沿わせて、接触点までかき出します。
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04.奥側の歯についても同様におこないます。
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05.のこぎりのように前後に動かしながら、糸を外します。