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植物を使ったゆらぎ対策で<br>生理中や更年期も私らしく

植物を使ったゆらぎ対策で
生理中や更年期も私らしく

フィトセラピストの岡野真弥さんに、前編では植物の秘めたパワーを生活に取り入れる方法を教えていただきました。後編では女性特有のゆらぎを植物でケアするメリットや、植物の使い方について伺います。女性ホルモンの変化で心身がゆらぐと、自分らしくいられずネガティブな気持ちにとらわれてしまう人も少なくないはず。植物の持つ生命力で心と体を整えるフィトセラピーは、生理や更年期の心身のゆらぎをやさしくケアし、フラットな自分を取り戻すサポートをしてくれます。

女性のゆらぎに根本からアプローチ

生理中や更年期のように女性ホルモンが乱れる時期は、体調やメンタルにも波が生まれ、自分らしさを失う人も多いのではないでしょうか。植物の力を借りるフィトセラピーは、体にやさしく、ゆるやかに女性のゆらぎをサポートしてくれると言われています。また、体の症状だけでなく、メンタルのバランスを整えるのにも役立つそう。心と体の両面から、女性のゆらぎにやさしく寄り添ってくれるのも魅力とのことです。

女性にうれしい植物で、つらい生理痛をケア

ラズベリーリーフは女性にうれしいハーブです、と岡野さん。ヨーロッパでは「安産のお茶」とも呼ばれ、出産を控えた女性がハーブティーにして飲むほどポピュラーなのだとか。子宮や骨盤周りの筋肉の緊張を和らげる働きがあるとのことで、生理予定日の1週間ほど前からラズベリーリーフティーを飲みはじめるのがベターだそう。

また、生理痛には体を温める植物を積極的にとるのも効果的とのこと。岡野さんは、しょうがパウダーを料理に使ったり、好みのお茶に生のしょうがをすりおろしてはちみつを加え、しょうが茶として取り入れているそう。

ブルーな気分はハーブティーでリフレッシュ

生理中にメンタルがゆらぎやすいという人は、自律神経を整えるハーブティーで自分をケアしてあげましょう。フランスでは「イブニングティー」として親しまれ、夕食から就寝前によく飲まれるレモンバーベナ(ベルベーヌ)は、自律神経の乱れを落ち着かせ、眠りの質を高めるサポートをしてくれるとのこと。心身がデリケートな状態のときに穏やかに働きかけるレモンバーム(メリッサ)とブレンドするのもおすすめだとか。

精油を使いこなして、香りのパワーを味方に

調子が落ちぎみの時は、なりたい自分に合わせて香りを選ぶという方法も。気持ちを明るくしてくれるオレンジスイートやユズなどのかんきつ類や、リラックス効果のあるラベンダーやゼラニウム、森林浴をしているような安心感のあるヒノキやヒバなど、タイプの違う精油を数種類用意しておけば、気分に合わせて選べますね。

精油はディフューザーで香りを楽しむ以外にもいろいろな楽しみ方が。好みの精油をトリートメントオイルと混ぜて市販のロールオンボトルに入れておけば、外出先でも手首に塗って気分をリフレッシュできるそう。また、天然塩にお気に入りの精油をたらして入浴剤として使ったり、精製水、無水エタノールと混ぜてルームスプレーとして使ったりもできます。

女性ホルモンが不足する時期は、植物の力をチャージ

更年期は、女性ホルモンが急激に低下することで心身がゆらぎがち。女性ホルモンのバランスをサポートする植物を活用し、ゆらぎを緩和・予防するのがおすすめとのこと。例えば、フルーツのざくろに含まれるエストロゲン様作用を持つ成分は、女性ホルモンのバランスをサポートしてくれるそうです。1日1杯のざくろジュースを続けることで、更年期の不調の緩和に期待ができるとのこと。また、よく知られている通り、大豆製品からとれるイソフラボンも、エストロゲンに似た化学構造を持ちます。1日1回、食事に豆腐や豆乳を取り入れると良いそうです。

チェストベリー(チェストツリー)は、女性ホルモンに似た成分を持つ「女性のためのハーブ」 として、古くからゆらぎケアに活用されてきたのだとか。ハーブティーとして習慣的に取り入れることで、更年期の不調をやわらげてくれそうです。

更年期のメンタルは、香りで心地よくケア

更年期にゆらぎがちなメンタルは、日ごろから自律神経を整えて対策しましょう。毎朝太陽の光を浴びて深呼吸するだけでも自律神経が整いやすくなり、結果的にホルモンバランスがゆらぎにくくなると言われているそうです。深呼吸の際にはアロマをたいて、好きな香りを感じるのが岡野さん流。おすすめは、植物の樹脂であるフランキンセンスの精油で、緊張をゆるめ、深い呼吸を促してくれるそうです。

また、「食べるハーブ」としてなじみ深いバジルやオレガノは、気分のゆらぎを安定させ、リフレッシュに導く効果もあるとのこと。普段の料理に使うだけでなく、ゆらぎを感じる時期に香るだけでもリラックスにつながるそうです。

飲んだり食べたりするのはハードルが高いという人は、植物を身近に置くだけでも、自律神経をケアする効果が期待できるのだとか。ガジュマルやウンベラータは比較的丈夫で、定期的に水をあげて、明るい場所で日光浴をさせるだけでもスクスク育ちやすく、植物初心者でも育てやすいそうです。ハーブティーや食べる植物療法はもちろん、植物を身近に置いたり、香りを感じたりと、自分に合った方法で植物のパワーを取り入れてみてくださいね。

心身のゆらぎは、自分自身からのメッセージ

心身の不調は体からのメッセージ。今の自分のライフスタイルや生活習慣を見直すタイミングだと思って、立ち止まってみることも大切です、と岡野さん。

植物は心と体を整え、自分を見直したい人をサポートしてくれるもの。新しいことに取り組む春だからこそ、前に進むことだけでなく、立ち止まって自分をフラットな状態に整えることからはじめましょう。

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