“乾き”は私たちの大敵!
冬には冬のヘアケアでツヤ髪をキープ!
大気が乾燥する今の時期は、お肌だけでなく、髪や頭皮もダメージを受けてトラブルが起きやすい状態に。季節に合わせてスキンケアを変えるように、髪や頭皮にも、保湿を意識した冬のケアを取り入れましょう。今回は、美容エディター・毛髪診断士の伊熊奈美さんに、冬に起きがちな髪のトラブルや、髪と女性ホルモンの関係、美しくツヤのある髪をつくるケア方法について教えてもらいました。
冬のヘアトラブルの原因は?
髪のパサつきや静電気、「うるおい不足」が原因かも?
乾いた外気やエアコンの風にさらされる冬。伊熊さんによると、冬は乾燥による髪のパサつきや切れ毛、静電気に悩む人が多いのだそう。また、頭皮にかゆみやフケが出たり、皮脂バランスが崩れてベタつくなど、髪を育てる地肌にもさまざまなトラブルが。放っておくと、今生えている髪にダメージが広がり、抜け毛などの原因になるほか、これから生えてくる新しい髪の毛にもダメージがおよぶ可能性があります。
キレイのためのヘアカラーで、乾燥が加速している!?
また、ヘアカラーは頭皮の乾燥を加速させる原因になるため、この時期は見直すのがベター、と伊熊さん。カラーや白髪染めを習慣にしている人も、冬の間は頻度を減らすことを検討しましょう。髪の根元や白髪がどうしても気になる場合は、酸化染毛剤(一般的なカラー剤)を使わない方法で染めてみるのも手です。カラートリートメントやヘナカラーはドラッグストアでも手に入りやすく、地肌に比較的負担をかけずに染められます。
髪と女性ホルモンの関係
女性ホルモンと美髪の深~い関係
乾燥の原因は、季節の変化や生活習慣だけではありません。伊熊さんによると、髪や地肌のうるおいには、女性ホルモンが関与すると言われています。生理中や出産後、また加齢によって女性ホルモンの分泌量が低下すると、皮ふのうるおいを保つ力が低下し、髪のツヤが失われ、頭皮の地肌のバリア機能も低下しやすくなるなどの影響が出てきます。さらに、頭皮環境の悪化がターンオーバーの乱れや乾燥を引き起こし、やがては抜け毛や薄毛につながることも考えられます。タイミングや年齢に合わせた適切なケアをするのがおすすめです。
備えあれば憂いなし!髪も先回りのケアが肝心
たとえば、一時的に女性ホルモンが乱れやすい産後や生理中は、刺激の強いヘアカラーやパーマは避けたほうが無難です。また、更年期に入る45歳以上から女性ホルモンの分泌量は下り坂となり、抜け毛や白髪のお悩みが顕著になる時期と言います。年齢を重ねても、若々しく豊かなツヤ髪をキープするために女性ホルモンを補うサプリメントなどを摂取するのも一つの手です。伊熊さんはイソフラボンやローヤルゼリーを取り入れているとのことでした。
髪と頭皮のうるおいケア
プラスアルファのヘアケアで髪のうるおいをキープ!
乾燥によるトラブルを予防するには、毎日のケアが肝心。髪はタオルドライした後に、洗い流さないトリートメントをつけてからドライヤーで乾かしましょう。つけかたのポイントは、手ぐしで髪全体にまんべんなく保湿成分を広げること。乾かし終わった後にも軽くヘアオイルやヘアミルクで保湿すると、よりうるおいがキープできます。
健康的なツヤ髪は、健康的な頭皮から
お肌と同様に頭皮のケアは、「洗浄」「保湿」「紫外線対策」の“3本柱”を中心に考えると良い、と伊熊さん。顔の肌より皮脂量が多く、汚れが毛穴に溜まりやすい頭皮は「週に1〜2回は頭皮用のクレンジングで落としきれない皮脂を落とす」、「朝夜の2回、頭皮用の美容液を使って保湿する」、「外出時は帽子やUVスプレーを使う」の3つを日頃の習慣にしているそうです。
特に、紫外線が強くなる春に向けて健康的な髪をキープしたい人は、UVケアをしっかりと!ロングヘアの人は髪をまとめておくことで、紫外線に当たる範囲を最小限に抑えられます。
頭皮も肌の一部です。スキンケアと同じように大切にケアして、髪の土台を整えましょう。
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