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今月のフェムノート 季節に合わせたフェムケアネタをご紹介 女性の心と体のおすすめケア情報を配信します

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アンチエイジング習慣をプラス!<br>健やかに美しく歳を重ねよう

アンチエイジング習慣をプラス!
健やかに美しく歳を重ねよう

年齢を重ねるごとに気になる、 “アンチエイジング”。前編では、日々の習慣や気持ちの持ち方も、アンチエイジングに影響することをご紹介しました。後編では、消化器内科医であり、美腸・美肌評論家の工藤あき先生にお伺いした情報をもとに、アンチエイジングに効果的な具体的なアクションをご紹介。

揚げ物やフルーツの摂り方、もしかしたらNG習慣化かも。

工藤先生曰く、アンチエイジングのためには、基本的に体の糖化を進める食べ物は避けたほうがよいとのこと。たとえば、できあいの揚げ物は油が酸化しているので、できれば避けたほうがベター。揚げ物を食べたいときは、自分でつくって揚げたてを食べるのがよいとのことです。

 

また、朝食にフルーツジュースを飲む人も多いと思いますが、実はNGだそう。 果汁100%という表示でも、糖分や保存料などの添加物が入っているので決してヘルシーではないとのことです。

自分でつくるフレッシュジュースも、しぼった時点で食物繊維やビタミン類が失われる場合も。フルーツはそのまま食べることで、栄養分をまるごと摂取できます。ただし、食べ過ぎると糖分(果糖)の摂り過ぎにもつながるので適量がおすすめです。

野菜をたくさん摂りながら、ストレスフリーのアンチエイジングを。

アンチエイジングのおすすめ食材は、なんといっても野菜とのこと。野菜に含まれるファイトケミカル(植物性化学物質)はアンチエイジングに有効だと考えられているそう。

加熱せず、なるべく生のまま食べるのがベストです。工藤先生によると、手軽に摂れるのが、抗酸化作用のあるブロッコリースプラウトだそう。スープやサラダに散らしたり、メイン料理に添えたりするだけで免疫力も上がり、アンチエイジングにも期待ができるそうです。

 

とはいえ、好きではないものを無理して食べるのは精神的によくありません。やはり、「好き」「おいしい」と思いながら食べることが一番。また、我慢しすぎるのもストレスが溜まって逆効果に。「ごはんを少しだけ減らそう」「スイーツは週末のごほうび」「毎日飲んでいるお酒を2日に一度にしよう」というように、メリハリをつけると長続きできますよ。まずは、できることから始めましょう!

そして、体質を変えるには、早くても三週間から一カ月はかかるそうです。即効性はありませんが、一生ものの健康な体をつくるためと長い目で取り組んでみてくださいね。

女性にこそ、しっかりと摂ってほしいたんぱく質

女性に多い貧血対策としても、たんぱく質の摂取は重要です。動物性たんぱく質(肉、魚など)と植物性たんぱく質(大豆製品など)をバランスよく摂ることが理想ですが、動物性は消化に時間がかかるため、おなかが張ったり、胃がもたれたりする人もいるそうです。そんな場合は、植物性たんぱく質をメインにするとよいでしょう。手軽に植物性たんぱく質を摂取できるプロテインを利用するのもおすすめです。

 

ただし、たんぱく質は摂り過ぎると腸内環境が悪くなったり、カロリーオーバーで体重が増えたりしてしまうので注意は必要とのこと。1日の活動量に合わせて摂取したり、運動をしたり、コントロールをしましょう。

腸とともに大切にしたい内臓とは? これからは「〇活」も重視して!

工藤先生曰く、どんなに健康にいいものを食べても腸の状態がよくなければ、栄養を吸収することはできないそう。腸の粘膜を炎症させてしまう食品添加物や酸化した油は避けることが、腸を健康に保つ基本です。

 

また、便秘に悩む人も多いのでは? 毎日排便しなくてはいけないわけではなく、2日に一度、3日に一度に自身なりのペースでスッキリ出ていれば問題ないとのことです。便秘解消や腸活としてヨーグルト、発酵食品を毎日食べている人も多いと思いますが、乳酸菌だけでは腸の環境はよくなりません。乳酸菌のエサになる食物繊維も食べることで効果が得られるそう。

 

昨今、腸活はすっかり浸透しましたが、もうひとつ取り入れてほしいのが「胃活」。胃と腸はつながっていて、胃できちんと食べ物が消化されないと腸での処理も上手にできないそう。暴飲暴食などで胃腸全体の環境が悪くなれば、ストレスホルモンが出て体全体に悪影響を与えることになるとのこと。腸同様、胃もしっかりとケアしましょう。

腸と脳はつながっている。腸が健康であれば、気持ちも前向きに

腸活の一環として日常的に自身の便のチェックをすることも重要とのこと。色やニオイの変化に気づくことで大腸がんのリスクを下げることができるそう。大腸がんは女性に多く、35歳を過ぎたら定期的に検査をしていただきたい病気のひとつなのです。

 

腸と脳はつながっており、腸の状態が良好だと脳で幸せホルモンをつくり、気持ちが穏やかになります。そうすると、毎日を明るく前向きに過ごせ、さまざまなことにチャレンジでき、その結果としてアンチエイジングへとつながります。

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