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暑さや汗の原因は、歳のせい?<br>30代後半からの「ゆらぎ」対策

暑さや汗の原因は、歳のせい?
30代後半からの「ゆらぎ」対策

「更年期」という言葉をスルーできなくなってきた今日この頃。若いときと違って、いつもどこかしら不調。それに、疲れやすかったり、暑さでバテやすくなってきたり。もしかして「ゆらぎ世代」に突入……??

そんな女性にこそ、きちんと知っておいてもらいたいプレ更年期や更年期のことをまとめました。また、人には相談しづらい女性特有のあの悩みについても紹介します。

暑さを感じる時期になると、心配なのは熱中症。でも、なにかと不調が訪れやすい「ゆらぎ」世代は、のぼせたり、ほてったりしても、歳のせいかな……とやりすごしてしまうことも。

たしかに、のぼせやほてりはホルモンバランスの乱れによる女性特有の症状でもありますが、気をつけてほしいのは、発熱や倦怠感を伴っている場合です。熱中症だけでなく、風邪やインフルエンザなどの感染症なども考えられるので、医療機関を受診するようにしましょう。

違いを知ってる?「更年期」のいろいろ

ホルモンバランスがゆらぎ、のぼせやほてりを感じる年頃と聞くと、まず思い浮かぶのは更年期。ゆらぎの代表格とも言えます。ただ、更年期と付く言葉はいろいろあって、それぞれの意味をしっかり理解している人は少ないかもしれません。改めて確認してみましょう。

“若年性”更年期障害などない!? それなら、不調の理由は?

20代・30代の女性のゆらぎや不調について「若年性更年期障害」と表されることもありますが、この名称は実は造語で、そのような病名は存在しません。若い女性に更年期障害のような症状が現れる原因は、気候、環境の変化や、ストレス、ダイエットによるものなど、閉経とは無関係であることが多いと考えられています。

ここでは、更年期障害に似た症状が現れる代表的な病気を簡単に紹介します。

先に述べたように、暑い時期だと熱中症という場合もあります。また、上記のほか、20代や30代の女性でも早発閉経や卵巣摘出、原発性無月経など、若いうちに閉経状態になった場合には、更年期障害と同じような症状が現れることも。

気になる症状があるときは、早めに病院で受診するようにしましょう。

更年期に向かうにつれて、おりものの悩みは減っていく?

季節の移り変わりやライフステージの変化を重ねる一方で、カラダの内側にもさまざまな変化が訪れる成人女性。おりものの量も年齢によって変化があることをご存知ですか? 実は、20代後半〜30代前半がおりものに悩む人がもっとも増える時期で、ピークを過ぎると、おりものの量もそれに従って減っていくのです。これに比例して、更年期に向かうにつれておりものの悩みも減っていくことがわかっています。

「ゆらぎ」を感じる年齢になってくると、逆におりものの悩みからは解放されていくのですね。


※わかもと製薬アンケート調査:2021年7月実施(n=7958)
※上記調査のパーセンテージは、小数点2位以下を四捨五入しているため合計が100%以上になる、もしくは100%に至らない項目があります。ご了承ください。

もしも、更年期・閉経後におりものの量が増えている場合は、なんらかの異常が起きている可能性もあります。
経血と違い、思わず見過ごしてしまいがちなおりものですが、体調をお知らせしてくれる大事なバロメーター。お手洗いに行くたびに気をつけて見るようにしてみてください。

有酸素運動で自律神経を整え、症状を緩和する!

心身にゆらぎを感じはじめた女性や、更年期になってから強い症状が出て悩みたくないという女性に、意識してほしいことはふたつ。いずれも、ふだんの生活のなかでできることです。

まず、有酸素運動。自律神経を整えて血行を促したりストレスを減らしたりする効果があるため、日常的に適度な運動を行うことで症状の緩和に役立ちます。また、日頃から有酸素運動で汗をかく習慣を身につけておくと、夏の暑さにも対抗しやすくなり、熱中症にもかかりにくくなりますよ。

以下のような有酸素運動を、無理のない範囲で取り入れてみましょう。

食生活は、ホルモンバランスと心身の機能維持を意識して

ジャンクフードもたまにはいいかもしれませんが、心身を安定させるには、やっぱりバランスの良い食生活を心がけることが基本。暑い時期こそ意識して、夏バテを防ぎたいところです。

ふだんの食事では、炭水化物・タンパク質・脂質・ビタミン・ミネラルといった栄養素をまんべんなく摂取するようにしましょう。理想的なバランスの「一汁三菜」で栄養を摂取しやすい和食は特におすすめ。

また、ホルモンバランスを整え、心身の機能維持に役立つ栄養素は以下の通り。ぜひ参考にしてみてください。

更年期前後のゆらぎ世代は、ちょうどライフステージや仕事、家庭の状況にも変化が生まれる頃。いつでも元気いっぱいで過ごすのはどんな女性でも難しいものです。深刻な体調不良になってしまわないよう、できることから少しずつ対策をはじめましょう。

また、気になる症状があるときは、忙しいからといってやり過ごさず、時間を作って早めに医療機関で受診を。未来の自分のカラダのために、日頃から労っていきたいですね。

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